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東京は20℃を上回る気温で半袖で過ごせる日も増えてきました
せて今回はさらに掘り下げて魅力についてお伝えしていきます
左官は一人前になるまでに長い時間がかかるものの、身についた技術は生涯有効です
左官が手掛ける自然素材の壁は、人の手による温かみと美しさ 吸湿性などの機能を兼ね備えた「高付加価値商品」であり根強い需要があります
しかし、左官の数は減少し続けていて腕のよい職人は全国各地どこでも引く手あまたとなっています
見習いの時期はつらく厳しいですが、それを乗り越えさえすれば一生続けていける仕事です
建築業界には左官のほかにも大工や鳶(とび)職人など、さまざまな職種があり、それぞれちがった形でものづくりに携わっています
左官の仕事は、使う塗料や施工する場所などはあらかじめ決まっているものの、デザインはそれぞれの職人にゆだねられています
このため、自身のセンスや自分らしさを発揮して仕事しやすい点が左官の魅力といえます
世の中には数え切れないほどの仕事がありますが、自分らしさを表現できる職業は決して多くはありません
こんにちは
東京はだいぶ桜も散り始めました
花粉症の方は一番お辛い時期かもしれませんね
さて今回は左官の魅力についてお伝えできればと思います
左官の仕事の楽しさは、なんといっても自分の手掛けた仕事がすべて目に見えることです
漆喰(しっくい)壁や珪藻土壁では、自分の鏝(こて)の最後の一動作まで、はっきりと模様となって壁に表れます。
左官の技巧次第で、壁の仕上がりの良しあしが変わってしまうのです。
左官が塗った壁は、その家で暮らす人々の生活や街の風景を彩り長い年月にわたって残り続けます。
それだけに、左官には大きな責任がともないますし、自分の手掛けた仕事に何の言い訳もごまかしもききません
そんなシビアな世界で勝負する左官だからこそ、仕事から得られるやりがいもまた非常に大きく、納得のいく仕事ができたときの達成感は格別といえるでしょう。
非常に高度な技術が求められる専門職であり、一人前になるまでにはおよそ10年かかるとされています
一人前となってからも職人としての修業に終わりはなく、左官技術の探求の日々は、一生涯にわたって続きます
長い時間を積み重ねて超一流となった左官のなかには、単なる建築施工のレベルを超えて、その作品が芸術として認められ、国内外に広く名声をとどろかせている人もいます
皆様こんばんは
いかがお過ごしでしょうか?
ようやく春の兆しが感じられますね
さて今回は左官工事が必要とされる理由についてお伝えしていこうと思います
床や壁の耐久性を高める
左官工事は、床や壁の耐久性を高める重要な役割があります。下地造りは、壁や床の仕上がりを左右する重要なポイントです。仕上げにどれだけ良い材料を使っても、下地の出来が良くないと、ひび割れなどの欠陥が生じてしまいます。
美しい仕上がり
壁や床を美しく仕上げられるのも、左官工事が必要とされている理由のひとつです。職人の技によって造られた漆喰壁や土壁は、見る人が思わずはっと息を飲むほどの美しさ。コテの使い方によって変わる風合い、そしてつなぎ目を感じさせない仕上がりが魅力です。
左官職人が手仕事で塗った壁は、ひとつとして同じ物がありません。住宅の細部までこだわる人、自分たちだけのオリジナルの住まいが欲しい人には、左官工事による壁や床は最適です。
また、左官工事は近年、自然素材に注目が集まったことなどによってその良さが見直されるようになりました。職人が生み出す美しい壁や床は海外からの評価も高く、日本文化を形に残し、職人技を伝えていくという意味でも左官工事は重要です。
アレルギー対策
左官工事で壁や床を塗るときに使われる素材は土や珪藻土、漆喰といった自然素材がほとんどです。アレルギーやシックハウス症候群を引き起こす物質を含まないため、リフォームの際にこうした素材を選ぶ人が増えています。
こんばんは
寒い日が続きますね。
コロナもですが風邪を引かぬようお過ごしくださいね
さて今回は工事の種類についてお話していこうと思います。
になります。
モルタルや壁土といった材料を使って、建築物の床や壁を塗り固めていくのが左官工事です。
手にしたコテを自由自在に動かして、壁を塗っていく職人の姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。一般的に左官工事というと、建築物の表面部分の仕上げを担うイメージが強いかもしれませんが、実際には壁の基礎となる下地造りが多くを占めています。
土
種類によって壁の表面に個性が出る材料です。基本的には、和室に多く用いられます。
砂
滑らかな仕上がりになるのが特徴です。和室や茶室のほか、客間や洋室にも使われます。
漆喰
石灰石に砂や糊などを加えて水で練り上げたものです。漆喰は、呼吸する材料だともいわれ、湿度の高い時期は水分を吸収し、乾燥する時期は水分を放出して部屋の中を快適に保ってくれます。古くは蔵の壁に多く使われ、その湿度調整ができる特徴によって貴重な収蔵品を守ってきました。
漆喰の主な原料である石灰石は不燃性で防火性が高いこと、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着・除去してくれることから、現代の住宅にも多く取り入れられています。
プラスター
プラスターは、鉱物質の粉末を水で練った石灰または石膏のことをいいます。白く美しい輝きが特徴で、漆喰壁に似ていることから西洋漆喰と呼ばれることもあります。
珪藻土
海や湖、川の底に堆積して化石化した植物プランクトンの死骸が珪藻土です。完全な自然素材で有害な化学物質を含まないため、アトピーやシックハウス症候群といったアレルギー症状を引き起こす心配がありません。吸水性、耐火性、断熱性に優れているので暮らしを守るという意味でも注目されている素材です。
いかがでしたでしょうか?
次回はまた違う角度から左官について解説していきたいと思います。
あけましておめでとうございます!
少し更新が遅くなりましたが、本年も投稿してまいりますので
宜しくお願いいたします
ちなみに私は本年も厄年でございます。。。
皆様にとっても健やかで素敵な良い年になりますよう願っております
こんばんは^^
随分肌寒くなって、コートの出番も増えてきましたね
さて今回も道具の続きになります
左官道具のひとつ、鏝板です。
鏝板は、適量の材料をすくい取って鏝で塗るために手元に盛る道具です。
油絵や水彩画を描く際、絵の具を乗せるパレットが欠かせないのと同じように左官職人にとって鏝板は欠かすことのできない大事な道具です。
木製のものが一般的ですが、軽量で扱いやすいプラスチック製や、耐久性に優れたステンレス製のものもあります。
鏝板も職人によって様々で、欠かすことのできない大事な道具なのですね
皆様こんばんは^^
急に寒くなり、寒がりの私は毛布を出すか迷うこの頃です
さて今回は紹介コーナーをお休みしてお祝いです
我が社の若きエース2名が1級左官技能士に合格いたしました
Hさん、Tさん おめでとうございます
1級左官技能士となると合格率は30%と低いのです
また国家資格となるので一生ものです
日々の努力が形になったことを私共も嬉しく思います
本当におめでとうございました
そして皆様も季節の変わり目、体調を崩さぬよう気を付けてくださいね
こんばんは
10月に入りましたが、観測史上最高気温を記録するほどまだまだ暑いです
体調管理に気を付けてください
さて今回は道具をご紹介してまいりたいと思います
鏝は左官業における最も代表的な道具であり、職人にとって生命線といえます。
鉄製、ステンレス製、木製、ゴム製、プラスチック製など、さまざまな材質のものがあり、その形状も、先の尖ったものや丸いもの、四角いもの、長細いもの、くしの入ったものなど、バラエティに富んでいます。
代表的な鏝は、漆喰やモルタルを塗りひろげる際に使用する「中塗り鏝」や「仕上げ鏝」があります。
手の届きにくい所を塗ったり細かい細工をするときは、鏝首と呼ばれる持ち手が根本についている「柳葉鏝」や「鶴首鏝」を使います。
また壁を施工する場合に使うのは桃型の「レンガ鏝」や三角形の「ブロック鏝」など、床を施工するときに使うのは、角型で厚みのある「土間鏝」です。
次回から様々な種類の道具を紹介していきます
こんにちは
週末は台風が直撃だということで、気持ちがざわついております。。
さて前回の続きの鏝絵について歴史を今日は学んでいきましょう
紀元前2世紀、空間を壁などで仕切るようになると、壁を塗ることが「免許制」となり始まりました。
このころから免許制だとは驚きです!
更に戦国時代の築城ブームで草庵茶室などをこて絵で飾ったりました。武家社会となり、武士が築城するようになると免許制が改正され家の中にも壁を作るようになり、漆喰は江戸時代に出火対策として幕府が奨励しました。
塗り籠め造りの建物が庶民に評価され、土の中に藁を入れるのは、燕の巣を見て強度を保つため藁を入れるようになったとも言われていますが定かではないようです。
なるほど。ツバメの巣は確かに強度がありますね
煉瓦のところの飾りとして水にちなむもの(浪など)を鏝細工で付けると、火事を避ける呪いになるという言い伝えが昭和初期の左官職人にまであったそうです。
江戸時代中期から徐々に盛んになり、静岡県松崎町出身の名工、入江長八がこて絵として芸術の域にまで昇華させましたが、戦後、在来工法の衰退と共に腕利きの左官職人が減少。一時は幻の技巧となったが、近年、建築の分野で再評価が進んでいます。
長八の故郷の松崎町では1984年に伊豆の長八美術館が開館し、松崎町では毎年「全国漆喰鏝絵コンクール」が開催されています。
近年また再評価され職人の技がみとめられるのは嬉しいですね
こんにちは
幾分過ごしやすい気候になりましたね
ただ雨が多くて困ってしまいますね。
さて今日は鏝絵についてお話ししたいと思います
鏝絵とは漆喰を用いて作られるレリーフのことで左官がこてを用いて仕上げることから名前が付いたそうです!
題材は福を招く物語、花鳥風月が中心であり、着色された漆喰を用いて表現されます富の象徴として外壁の装飾に盛んに用いられたようです
顔料として土や岩、焼いた貝殻を粉末にし 黒はまつやロウなどのスス、また墨を砕いたものであったりといろいろ工夫し、当時顔料の色数は次の6色のみだったそうです
次回は歴史や実際の写真をみてみましょう